2023年 新年のご挨拶
新年、明けましておめでとうございます。
平素はご愛顧を賜わり、厚く御礼申し上げます。
皆様には、健やかに新春を迎えられた事とお慶び申し上げます。
今年の1月1日で、天空率の制度がスタートして丸20年になります。
この20年で特に高層建物の形が、斜線で切られたような形ではなく、スレンダーで、マッシブな建物形態に変化していますね。
それと、天空率のお陰で建物の高さの制限が緩くなったせいか、最上階を2層分の高さを取った建物や上階にサロン等のこれまでとは異なる複合用途の利用など、都市の表情にある程度の天空率効果が出て来たのではないかと、20年前、天空率に掛けたものとして、一人ほくそ笑んでいます。
天空率をおやりになる設計の先生方はお分かりになると思いますが、建物の周辺に空地を上手に企画する事が天空率の効果が大きくなる事が理解されてますが、最近では1階などの低層階に『ぬけ』を作り、この抜けの面積を最上階に乗せて、最大容積を確保する裏技も、大規模構想の開発だけで無く10階建ての建物などにも利用され始めております。
この天空率制度の20年を振り返りますと、まだまだ、遣る事があったと反省しております。その中で、斜線制限を超えた建物形状がこんなに出来る!と言う視覚的な天空率有用映像を提供出来なかった事に尽きます。相当アルゴリズムに工夫と発想の転換が求められますが、実現したい事の一つです。弊社はまだまだ、在宅勤務中心の勤務体制を継続しています。どちらかと言えば内向きの仕事で、守り中心でしたが、もう、在宅勤務も3年になりますので、そろそろ新しい事に全社で挑戦し、在宅でも新しい事ができる事を示したいと願って居ります。
「建設業のDXのスタートは設計から」との気概を持ち、設計者様の期待に応えるようなサービスをご提供できるよう一層奮励して参りたい所存です。
本年も変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げますと共に、皆様のご健勝とご発展をお祈り申し上げます。
2023年 元旦
生活産業研究所株式会社
代表取締役社長 石川 健