第2回 天空率チャレンジ 課題「東西に接道する2方向道路」

※第2回募集は終了いたしました。

■第2回入賞者発表

ご参加いただきありがとうございました。
今回の課題を使った「事例で解説!天空率アドバンスセミナー」を9月14日(木)に開催いたします。
入賞作品の解説も行いますので、ぜひ下部リンクよりお申し込み下さい。

入賞:矢吹 和也様(株式会社日建設計)

第2回天空率チャレンジ入賞作

【体積:31,393.04m3】
【制作にあたってのコメント】
Rhinoceros+Grasshopperで形態最適化したモデルをそのまま提出用データに変換しました。ADS-BT for ARCHICADでの天空率の計算結果との誤差を少数点第4位以下まで抑えたことで、各領域で安全率0.02%のギリギリまで使い切った形態となりました。

 

入賞:志賀 盛太様(株式会社熊谷組)様

第2回天空率チャレンジ入賞作

【体積:28394.82m3】
【制作にあたってのコメント】
極力シンプルな形にするように気を付けました。5層かつ100mまでなので、5層目をできるだけ高く取れる形としました。面積要件が直下階未満なのでちょっとずつセットバックしてあります。

 

入賞:安生 暁様(株式会社日建設計)

第2回天空率チャレンジ入賞作

【体積:26,352.86m3】
【制作にあたってのコメント】
小さい体積ながら天空率を大きくする低層部は必要最小となるよう第1層の高さを5mとして、第2層以上に高さの限度100mを保ちながら平面が最大となるよう方位角でカットした。その際天空率はわずかに0.02%を下回る値とし、第3層から第5層は上層から99m、97m、94mの平面端部を0.02%でクリアーするよう仰角でカットして調整した。

 

入賞:中村 剛様(株式会社熊谷組)

第2回天空率チャレンジ入賞作

【体積:25956.03m3】
【制作にあたってのコメント】
前回と同様にMAX100mで計画しました。1層目を高さを5m_300 ㎡とし、2層目から4層目までを99mで最大限のボリュームで計画しました。5層目を高さを1mとして4層目の影に隠れる様計画し、層面積は直下の層未満なので、0.01㎡の差を付け計画しました。

 

入賞:三橋 建様(株式会社三和創研ProjectArchitects一級建築士事務所)

第2回天空率チャレンジ入賞作

【体積:25220.825m3】
【制作にあたってのコメント】
1階部分を階高を5mとした約300㎡の平面形状を設定し、2階以上の部分について、道路斜線で規定された3領域ごとに体積を最大化するように平面形状を決定しています。計5層にするために、3層目で一部セットバックした層を構築しています。

 

 


□参考作品(選外より承諾頂いた作品をご紹介いたします。)

ナカガワ@設計事務所バリカン様(設計事務所)

第2回天空率チャレンジ参考作

 

新宅様(積水ハウス株式会社)

第2回天空率チャレンジ参考作

 

中山様(設計事務所)

第2回天空率チャレンジ参考作

 

おっちー|とある設計屋様(設計事務所)

第2回天空率チャレンジ参考作

 

KO-M様(建設会社)

第2回天空率チャレンジ参考作

 

匿名希望様(ゼネコン)

第2回天空率チャレンジ参考作

 

匿名希望様(建設会社)

第2回天空率チャレンジ参考作

 

 


■企画チームからのメッセージ ~企画の目的に代えて~

「天空率チャレンジ」にチャレンジされる皆さまへ

建築物を計画する際には、様々な法規制について検討する必要があります。その一つが天空率です。

天空率をクリアするだけでは計画は成立しない…そのような状況の中で、天空率だけを深く理解するのは難しいことと思います。
「天空率チャレンジ」を通し純粋に天空率の理解を深めていただき、
『どのようにすれば天空率を有効活用できるのか?』
『天空率とはこのように考えるのか!』
….といった有効性を知っていただきたいと考えております。

実務として考えなければならない様々な制約を取り払い、楽しみながら天空率の理解を深めるきっかけにして頂ければ幸いです

 


□内容

天空率を使ったボリューム案(体積)を募集します。
第2回目は「東西に接道する2方向道路」です。


□ルール ※詳細はルール詳細PDFをご覧ください

・建築物としての実現の可能性は考慮しません。
・日影、高度地区は対象にしません。
・建築用途は定めません。
・天空率以外の法規は考慮しません。
・道路斜線制限に適合する計画として下さい。隣地斜線制限は考慮しません。
・ボリューム(体積)を最大級に出せた案5名に副賞としてAmazonギフト券1万円分をプレゼントします。
・審査に関しましては、天空率チャレンジ企画チームで公正に審査させて頂きます。

※1ルール詳細PDFの表 下端列の記載に間違いあり修正いたしました。敷地ダウンロードデータ内の表には間違いはございません。
※2天空率の取り扱いについての「安全率は求積計算において0.02%以上とします。」を「安全率はシステム計算において0.02%以上とします。」に訂正いたしました。

審査のPOINT

○天空率算定領域が正しく区分できているか。
○ボリューム(体積)が大きく取れているか。
○天空率の特性を上手く活用しているか。

5層の例

一層として扱う例 ▶
二層として扱う例 ▶


□応募期間

2023年7月10日(月)~8月20日(日)(応募受付は終了いたしました)


□入賞者発表

2023年8月31日(木) 弊社Web上にて発表(入賞者には個別にご連絡致します。)


□第2回天空率アドバンスセミナー開催

2023年9月14日(木)17:00~18:30 [LIVE開催]
第2回目のお題の模範解答の解説、及び課題を通した天空率についてのアドバンス講習を行う『事例で解説!第2回天空率アドバンスセミナー』を開催いたします。
「東西に面した2方向道路」についての領域分けの解説を、資料に書き込みながら受講するより実践的なセミナーです。セミナーのみの参加も可能です。


お問い合わせ:天空率チャレンジについてのお問い合わせはこちらのフォームよりお願いいたします。

《Q&A》
Q1)同じ層内での【セットバック無し】【円錐や三角錐なども無し】同じ層内は投影面積分がまっすぐ立ち上がるという考えで宜しいでしょうか。
A1)下層の投影面積未満であれば、同じ層内でセットバック有として差支えありません。また、円錐や三角錐でも差支えありません。この時、上層の面積は円錐や三角錐の投影面積未満となるようにして下さい。


◇ADS-win基礎操作Youtube

ADS-winを使って天空率チャレンジにお試しいただく際の基礎操作動画です。チャレンジの参考にご覧下さい。(Youtube 約2分)