2.交差点形状

2-1. 概要

交差点形状の設定は、交差点を形成する各道路のそれぞれの端部が通り抜けているのか、行き止まりなのかを設定します。交差点形状によって、道路斜線の回り込みの有無や令第132条の緩和の適用範囲が決まります。これによって、建築可能空間や天空率算定結果が変わるので、適切な交差点形状を設定する必要があります。

交差点形状による道路斜線の違い

交差点を形成する2方向の道路のうち、下側の道路に注目して道路斜線の違いを確認します。

通り抜け

下図のいずれの交差点形状も下側の道路は敷地右側に通り抜けています。道路斜線は下側道路の形状なりに平行に延長して適用されます。

※道路・交差点の設定についての解説4　に続きます

★ADS通信vol.19　より抜粋