天空率を計算する上で非常に大切な要素として、適合建築物・測定ポイント・算定区域の生成が上げられます。この3つの計算条件を「手動」で設定するのか、「自動」で設定できるのかによって、シミュレーション時間に大きな差が出てきます。
ADS は各種自動生成により設計者の作業効率を向上させ、無駄な業務を削減し時間短縮を可能にします。
※審査機関等の指導による特殊な計算領域の取り方も、ADS では任意に領域設定をして天空率計算をすることも可能です。
ADS では、以下のように与条件と計画建築物を入力し、 天空率メニューをクリックするだけで・・・
計算領域判定、適合建築物、測定ポイントを「自動的」に生成します。 * 適合建築物・・・従来の高さ ( 斜線 ) 制限を建物に置き換えたもの (通常、計算領域、適合建築物、測定ポイントは手動で作成しなければなりません。)
また、各境界線からの領域確認や、道路斜線、隣地斜線、北側斜線もボタンで一つで切り替えが可能です。
ADSでは、以下のように与条件と計画建築物を入力 し、 天空率メニューをクリックするだけで・・
建令132-2の領域
計算領域判定、適合建築物、測定ポイントを「自動的」 に生成します。 *適合建築物・・・従来の高さ(斜線)制限 を建物に置き換えたもの (通常、計算領域、適合建築 物、測定ポイントは手動で作成しなければなりませ ん。) また、各境界線からの領域確認や、道路斜線、隣地斜 線、北側斜線もボタンで一つで切り替えが可能です。
A道路の領域
2Aを超えた範囲(道路中心から10m)の領域
ADS では、以下のように与条件と計画建築物を入力し、 天空率メニューをクリックするだけで・・・
計算領域判定、適合建築物、測定ポイントを「自動的」に生成します。 * 適合建築物・・・従来の高さ ( 斜線 ) 制限を建物に置き換えたもの (通常、計算領域、適合建築物、測定ポイントは手動で作成しなければなりません。)
また、各境界線からの領域確認や、道路斜線、隣地斜線、北側斜線もボタンで一つで切り替えが可能です。
ADSでは、異なる用途地域に計画建築物が跨って いても・・・
近隣商業地域側の領域(1.5勾配)
各用途地域ごとに自動処理により適合建築物 計画建築物、測定ポイントを自動で生成します。
1種住居地域側の領域(1.25勾配)
奥に広がっている敷地形状の場合等の廻り込み処理の計算領域も自動で設定
東京方式
適合建築物及び測定ポイント両端は境界線の間口に合わせる。
JCBA 方式
適合建築物は両側の境界線まで延⾧し、測定ポイント両端は奥に広がったポイントに合わせる。
このように入り隅がある敷地の場合の計算領域の設定について、JCBA 方式や東京方式の設定をし、天空率計算をします。
JCBA 方式
適合建築物、計画建築物、測定ポイントを自動で生成します。
天空率 ( 建基法第 56 条 7 項 ) を利用する場合は、確認申請図書に算定結果等の提出が求められます。申請図に関しての資料がダウロードできます。
○天空率申請図の手引書
○天空率算定申請図書サンプル
操作方法の一例ですが、天空率計算におけるフリーCADソフトを使った場合と、専用ソフト(ADS)を使用した場合の作業の流れを比較してみました。
タイムパフォーマンスが重視される昨今、何に注力するかの参考にしていただければ幸いです。
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